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釣り理論、本命とエサ取り

水温もグレ釣りには良い感じとなってきました。
入れ食い情報も時折入ってきます。
先日、磯に降りていた方から「エサ取りばかりで釣りにならない・・・」
とのヘルプ電話・・
数分後・・45cm良型を釣ったとか・・

この時期にエサ取りの活性が良いということは、喜ばしいこと・・
日に日に水温も下がっている時期ですので、シケ後などで水温が2度も下がれば魚は出てきません。
エサ取りの活性が高ければ、グレの活性も必ず上がってくるはず・・
そもそもグレは競争意識の強い魚かと・・
食いあがってくる習性はエサを我先に奪い合う行為かと思います。

以前、漁師に面白い話を聞きました。
船釣りでマダイを狙うのも、まずはエサ取りのナブラを探して底潮を読み船を掛けて、まずはエサ取りにマキエをカブスのだとか・・エサ取りの活性につられ本命のマダイの活性も上がり食いだすとの事。
なぁるほど・・確かに船でマダイを狙ってポツポツ当たる釣りはそこそこしか釣れず、その漁師は人より、だいたい大漁に釣果をいつも出しています。

グレ釣りも同じ考えで良いのかと思います。
最近は大型のグレの数も減ってはきているようです・・
よってグレ同士での競い合いは少なくなっているものの、エサ取りの活性に反応して食い上がって来る事で食わせた経験は結構あります。
グレのナブラの大きいときはエサ取りが引いた後でグレの入れ食いもあったりします。
一級磯など居付きのグレが居る場所では一投目から食う時もありますが・・
グレの活性を高めるのにはエサ取りの活性を高めて釣る。
この時期には良い釣果に繋がるものと思います。
エサ取りを交わす技も必要となりますが・・これもグレ釣りの醍醐味です。
水温20度前後・・
グレの引きも元気一杯で楽しい時期です。
エサ取りに翻弄されながらグレを掛けに来ませんか・・・
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釣りを楽しむ・・⑥(尾長)

水温も高めで安定してきたようです、口太グレは産卵は終盤を迎え尾長グレが面白い時期となりました。
今年は尾長が結構入って来ている様で、小才角は良型尾長が・・・柏島は大型尾長が結構釣れて来ています。
つり工房釣り理論「釣りを楽しむ」で私の経験で勝手な発想を書かせて頂いていますが、今回は、尾長釣りの楽しみを書かせていただきます参考になれば良いのですが・・・
尾長グレは基本的に潮通しの良い磯に廻ってきます。
潮の動きによって、食いにハッキリと差も出るのです。磯に立って見ないと良い潮なのかどうかは解らないのが辛いところであり、楽しいところでもあります。
選べないけれど理想としては、潮が動いて水温が高めで安定していて、多少の磯波があって、サラシがあって風が無いのがベスト・・・中々行き当たらないけれど、この時期に潮通しの良い沖磯に降りられたのなら、当然尾長が掛かってくるものと心構えをしておいた方が良いのです。
仕掛けは大きいに越したことは無いのだけれど、潮の動き具合によっては大きい仕掛けでは食わせ辛く、かといって細仕掛けではバラシも有るわけで・・・自分の腕と竿とのバランス、そして潮の具合、磯の状況を見て仕掛けを作ることが良いでしょう。
まず、マキエを撒いて魚の活性と潮の流れを掴む事が重要です。
サラシがある場合は、本流の流れとサラシの払い出しの関係を仕掛けの動きで掴むことも重要です。潮の動きを掴めれば、ポイントをある程度絞れてくるし、作れるし、入り込む潮目から尾長はマキエにつられ出てくるはずです。
ここで大切なのは尾長が出てくるタナです、グレは必ず自分の位置より上から降って来る餌を捕食して来ます。特に尾長は活性が良ければ良いほど食い上がって来るのです。この前なんかは、水面に浮いた餌に食い上がって来るのを見ました。尾長のタナは有って無いようなもの、活性が良ければ水面まで出てきますし活性が悪ければ竿二本以上入れて食ってきますタナを考えずに潮を考えて挑むと良いでしょう・・尾長は潮の動きとマキエの入れ方でタナを作って行くのです・・全層タナなのです。
よって軽い仕掛けでマキエに同調させる、マキエの沈下に合わせて仕掛けを送り込む事が食わせる確立を高めて行くし、いかにマキエワークで浅タナで食わせるかが大切です。食い上がって来なけりゃ、深くするしかありませんが・・・
でも深くすると、飲み込まれる、ハエ根に持って行かれる、バラシの確立も高くなるわけです。
潮を読む事その仕掛けを作ること、マキエと同調させる事が攻略のポイントです。
大型尾長の突っ込みは尋常ではありません。完全に向こう向きになってしまえば止めきれるものでは有りません。私は・・・一回目の突っ込みは祈りながら止めに入ります。二回目はハエ根の位置を確認し多少強引にかわします。三回目は呑み込まれていない確信をもって向こうを向かせない様心がけています・・・それでもバラシは数知れず・・・
取り込みは、強引さと繊細さが必要なのです。
尾長はドン深の釣り場には出てきませんものね~
たいがい、ハエ根があったりシモリがあったり、それで潮も複雑に変化する・・・そんな場所に出没してきますよね~
難しいから楽しい!  食わせても取り辛いから面白いのです。
尾長は病み付きになります。


釣りを楽しむ・・・⑤

ここ2回、同調させる事、馴染ませる事がグレを釣る確立を高める話を書いて来ました。
今回は食わせたら取り込む確立を高める事にふれてみたいと思います。

貴方は、2号のハリスで何センチまでのグレを7割以上の確立で取る自信がありますか?
もちろん、磯の状況もありはしますが、大型グレですと合わせてから数回の突込みを磯根をかわしながら凌がなければ浮かせません・・・
当たり前の事ですが魚を違和感無く食わせるのは細ハリスなのですが、細くなるほど取れる確立は低くなります。
ここで大切なのは竿とハリスのバランスではないかと思います。
竿のしなりを保ってハリスの強度を守って遣り取りするわけですが・・・例えば1.2号竿と2号竿に同じ号数のハリスをかければ、1.2号竿での方がハリスを切れ難く遣り取りが出来る筈です。
・・・だからといって、柔らかい竿が細ハリスで大型グレが取り込めるモノではありませんけど・・・走る魚を止めたり、磯根を交わしたりするには、柔らかい竿では限界があります。
このバランスとは、何号の竿なら、何号のハリスを・・・と言ったモノでもなく。
使っている竿にかけているハリスの限界を身体で知ることです。
上手く竿のしなりを利用して、ハリスの強度を保つ事にあります。
瀬ズレや飲み込まれてたりして、強度は魚を掛けた瞬間から変わってはきますが、もしもハリスに傷も無いモノなら2号ハリスで2号竿をかけてユックリ竿をしならせてゆけば、先に竿が破壊されるほどの強度があります。
多くの方が竿のしなりが作れていない様に思います。
自分ではしならせているつもりでも、そんなに曲げてはいないものです。
以前、有名なプロの方と釣行したことがありますが、「竿が折れるのでは・・・」と思うくらいにしなりを作っていました。
私の経験では、二度の突っ込みを止める事が出来れば、良いところに掛かっている確率が高いし、三度目以降の突っ込みは、瀬ズレを警戒して浮かせにかかる事ができるのです。

コレばかりは、釣具屋には売っていません。
経験の中から会得して行くアイテムなのです。
得意の竿と一つのハリスの限界を身体で覚えれば、大型グレも近くなるのです。
さあ・・・竿をしならせに出かけましょうか・・・

釣りを楽しむ・・④

先日は同調をさせる為の、早く馴染ませるガン玉使いを書きました。
仕掛けを重くするほど、釣り辛くはなりますが・・・そこはマキエワークで対応しましょう。
マキエを先に入れてから仕掛けを入れる・・・仕掛けを先に入れてからマキエを入れるのも一つの同調させる技と言えます・・・どのタナで合わすかもありますけど・・・

マキエには生オキアミとボイル沖アミがあります。
生餌ですとボイル餌に比べ沈下速度が速いのです。
配合餌にも、軽比重・中比重・重比重と混合したオールラウンドタイプと種類があります。
軽比重はボイルよりも軽く、重比重は生オキアミとほぼ同じ比重と考えられます。
磯の状況・・・水深とか、潮の動向を考えて選ぶと良いでしょう。
単純に考えれば、浅い磯で沈下速度が速いと、同調させる時間が短く釣り辛い・・・(でもエサ取りや潮の流れがあれば沈下の早い方が良い場合も・・・)
ガン玉を使う方には、重比重・オールラウンドがお勧めです。
生餌・ボイルはエサ取りの状況と好みで皆さん選んでいますが・・・食いの良いのは、やはり生餌でしょうか、寒の時期はお勧めです。
生餌はエサ取りの多い時は不利になります、しかしマキエワークで交せば沈下速度が速い分だけエサ取りから逃れられる確立も若干、高いと言えます。
ボイルは軽い仕掛けのフカセ釣りには向いています。
しかしゆっくりと沈む分だけ針を付けた挿餌との違和感も生じては来ます。
そこは、同調の馴染ませる技術を磨いてカバーして下さい。

釣りには「絶対」という言葉はありません。
どの棚で、こうしたらグレが食ってくるなんて、本当はあって無い様な物・・・
全てが想像し、経験の中から結果を出してゆくものと考えます。
経験からの状況判断と、想定したポイントで釣れて来た時がフカセ釣りの最大の醍醐味です。・・・みなさん釣りを楽しんでください。今が釣りシーズン真っ只中です。

釣りをたのしむ③

フカセ釣りでグレを狙って一番重要なポイントはマキエと仕掛け(さしえ)の同調ではないでしょうか・・・
仕掛けの馴染ませ方は人によって様々ですが、同調することによってグレを釣る確立を高めて行くのは同じ考えの元にあると思います。
磯の状況に応じて仕掛けを考え、マキエと長く同調させることによって、「エサ取りの名手グレ」を釣るのです。
本来グレは磯根に居る魚なのです・・・それをマキエによって浮かせて釣るのですから浅い棚から深い棚まで、マキエと同調させた方が食わせる確立も高いと思います。
ここでもう一つ重要なポイントとして、ただ同調させるのではなく仕掛けを馴染ませての同調が必要です。
さて、馴染ませる方法ですが先に書きましたように、人によってその方法は様々です。
出来るだけ軽い仕掛けの方が食いは良いですが・・・サラシとか風波によって道糸操作が難しくもあります。
そのような時に早く馴染ませる方法についての提案です。
最近、潮受けの良いクッションストッパー等々も出ていますが・・・ここではガン玉の使い方についての提案です。
例えばBのウキにBのガン玉を一つ使うのが普通やっている事です。
でもG3を二個使うことによって、ほぼ同じウエイトが作れるのです・・・・・・一点で沈ませるよりも二点で沈ませたほうが馴染みが早く取れるのです。Bのウキなら3Gのガン玉二個・・2BならBとG3のガン玉二個でといった具合です。
参考までにガン玉の重さです・・・
3B→1g・・2B→0.85g・・B→0.55g・・G3→0.25g・・G5→0.17g
ウキについては余浮力がメーカーによって違いますので悪しからず。
理想として、馴染んでから仕掛けがマキエと同じ速度で沈んでゆくのがベストです。
その為には、針の重さ、ハリスの重さも重要になりますし、ウキについては最も重要なポイントがあります。
それは形状とウキ穴です・・・スリムで小さめの穴のウキは敏感ですが糸抜けが悪く、ボテッとして大き目の穴のウキは鈍感だけど糸通りが良いのです。
よってスリムなウキは際釣りに向いているしボテッとしたウキは深場狙いに向いていると言えます。
ガン玉使いが上手くなって釣り技の引き出しを増やしてゆきましょう・・・
その先に、デカグレが口をあけて待っておりますぞ~

釣りを楽しむ②

磯のグレ釣り師は大物釣りと数釣りと二つに大別できると思います。
その磯で一番の大物を狙う方、小物でも良いからとにかく竿を常に曲げたいと思う方です。
ここでは大物狙いの一発屋の話です。
さて、下りた磯で一番の大物を、いかにして食わせて上げるか・・・
大物ほど、警戒心が強く、なかなか簡単には食ってくれませんし、上がってもくれません。
道具を細い仕掛けにすれば、食ってくる確立も高くはなりますが、バラシの確立も高くなって来るわけでして、安易に細仕掛けで狙うのも自分の腕前との相談が、まず必要ではないかと思います。
しかしながら良くこんな細仕掛けで、よくこんな超大物が・・・と思う物も上がってますよね。
この前も、10㌔の青ブダイを2号のハリスで上げた方がいましたが。
このレベルの魚になると常識でも10号のハリスを持ってしても磯からは厳しいかもです。
釣りを始めた頃、よくこのような結果を自分の腕に過信しておりました
「上手くなった」と・・・その瞬間から下手になって行くのが釣りです
しかし、これも釣りの楽しさではあります。
細い仕掛けで超大物を仕留めた、自慢話になるわけですから・・
釣り師はバラシた時は、「この仕掛けで対応出来ないほどの大物だった」と必ず言い訳を作ります。
でも、その仕掛けを選んで作ったのは自分なのですから。
バラシを謙虚に受け止め、分析し対応する努力をする者が上手くなってゆくのが釣りではないかと思います。
バラシた数だけ釣りを上手くなって下さい。
何時までもバラシばかりでは楽しく無いでしょうし。
魚もバラシたら仕掛けは銜えたままになるわけですから可愛そうですしネ。

釣りを楽しむ!

あなたは釣りは難しいと考えている人ですか、簡単なものだと考えている人でしょうか?
釣りは様々な釣り方があります。
大まかに分けると底物、上物釣りとに分類されますが上物でもフカセ釣り、カゴ釣り、泳がせ釣り、ルアーなどなど、底物もぶっこみ釣り、投げ釣り、脈釣りなどなど数知れずです。
これらは全て狙う魚によって一番、つれる確率の高い釣り方を、釣り人によって作り上げて来たものであります。
さて、その「釣れる確立」は、いかにして極めてきたのでしょうか?
釣りの原点は、漁して食べる・・生きる為と考えられます。
糸の先に骨で作った針を付け、脈釣りでの狩猟の時代です。
その後、釣って漁した魚を売って、暮らしを立てて行く時代の、釣りの技術の進化はめざましかったに違いありません。
今日、釣り道具の進化、釣りエサの進化により、釣り方やその技術は飛躍的に進化を遂げてきました。しかし釣り人は、釣りの楽しさと釣れる確立の高さを得たはずなのに難しさに悩むようになりました。
何故でしょうか?
一つには、釣り道具の進化に技術と経験が伴わないのも有るかも知れませんが、魚の数が減ったかも知れませんが・・・
私が思いますに、誰も魚と話をした事が無いから・・・
昔から経験の中で、釣り人は技術を積み、経験により潮を読み魚の動きを見て魚の気持ちを解釈し、釣る確立を高めてきたのです。
一方的に。悪く言えば傲慢に・・・批判しているのではありません。
釣りは奥が深いですね。深く考えれば悩むばかりで・・・・でも悩むと釣りは必ず上手くなるのです。
ただ上手くなったからといって必ずしも釣れるものでもありませんが。
それは全てが自然相手の奥深さがそこにあるからです。
もちろんビギナーズラックもあります。
魚は針にエサさえ付ければ、釣れる事だってありますから。
今、釣りの技術、釣りに関する情報は何処にでも溢れています、それを自分のものにする経験が釣りをもっともっと楽しいものにしてくれると思います。
皆さん、安全に気を付けて自然を大切にして、悩んで楽しく釣りに出かけてください、いつか魚が話しかけてくれるかもです。

プロフィール

つり工房 正よし

Author:つり工房 正よし
いらっしゃいませ・・・
大月町釣り情報へようこそ!

ここ大月町は、四国の最西南端に位置し豊後水道の払い出しと太平洋の黒潮のぶつかる魚種の豊富なポイントです。年間を通じ様々な魚が釣れ季節風が吹いても竿が出せる恵まれた釣りスポットです。

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